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納骨堂でお参りするときの基本マナー

改葬やお墓を引き継ぐ人がいないといった理由から、自分たちの代から新しく納骨堂を購入される方も多いのではないでしょうか。そんなとき、気になるのがお墓参りの作法です。屋内にある納骨堂では、従来の屋外のお墓参りと同じお参り方法でいいのか、悩む人もいるでしょう。何に気をつけたらいいのわからないという方のために、屋内納骨堂でお参りする前に知っておきたい、基本的なマナーを書いていきます。

まず、納骨堂のお参りをする前に事前に確認しておきたいのが、予約の有無です。東京都心にある納骨堂のように、多くの納骨堂ではお参りやお墓参りをする際、事前予約は必要ありません。ですが、参拝時間が設けられているところがほとんどです。参拝を予定しているときは、参拝可能な時間を確認してからお参りに行きましょう。ただし、お盆やお彼岸の時期は納骨堂もお参りにみえた方で混雑する可能性がありますので、事前にお寺や管理事務所に混雑する時間帯や日にちを確認すれば混雑を避けることもできます。

次に、納骨堂にお参りにする際の持ち物や服装についてです。持参が必要なものなどは特にありません。納骨堂によっては、常時お焼香が用意されているところもありますが、念のために用意しておくと安心です。故人が生前好きだった食べ物や飲み物、お花を持参していくとよいでしょう。お花や食べ物に関して、納骨堂によってはルールが設けられている場合があります。たとえば、生花のお供えは禁止、造花のみを許可している場合などです。こちらも事前に確認しておくとよいでしょう。服装は、基本的には自由です。納骨堂はお出かけの際や買い物の途中に気軽にお参りができるという点もメリットのひとつです。普段着でお参りしても問題はありません。とはいえ、ほか方の迷惑にならないような服装で行くのがマナーです。また、屋内の納骨堂は基本的には土足厳禁としているところがほとんどです。その際用意されているスリッパが気になるかたは、携帯用のスリッパを持参していくとよいでしょう。

他にもお参りのマナーや持ち物などで気になることがある場合は、事前にお寺や管理事務局に問い合わせをしてから行くことをおすすめします。