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永代供養と永代使用の違いとは

最近よく聞く「永代供養」という言葉があります。これを時々「永代使用」と混同して理解している人がいるようです。

そもそも「永代」ということで未来永劫をイメージしやすいものですが、永代供養と永代使用は全く異なるものです。簡単に言えば、永代供養に関しては、ある意味「永代」の部分もあれど、またある意味では「永代」ではありません。永代供養とは、お墓の後継者がいなくなり、お墓参りをしてくれる人がいなくなってしまったりした場合に寺院や霊園が供養をしてくれるという埋葬方法になります。例を出すならば、東京都新宿区の永代供養墓などいかがでしょうか。都内には永代供養墓はたくさんあります。民営のものもありますし、こちらのようにお寺が運営している施設だってあります。施設によって異なりますが、一定の期間はお骨を個体で預かり供養してくれます。もちろん、個体で保管しているのでお参りに来てもらって出してもらうことも可能です。しかし、おおよそ33回忌を境に合祀されてしまいます。その後は、他の遺骨と共に供養されることになるのです。永代供養墓の期間には他にも17回忌・50回忌・話し合いで決めるなど様々ですので、自分が申し込む永代供養墓がどれぐらいの期間お骨を保管してくれるのかは事前に理解しておきましょう。

これに対し、永代使用というのは、永代使用料というお墓の権利を購入することです。その後の経費なども掛かりますが、基本的には不動産のように土地の所有者になりますので一家が続く限りは永代に利用することが可能です。

ネーミングの問題というか、お墓については分からないことの方が多いと思います。基本的には印象の良いネーミングがなされるのが世の常なので、きちんと意味を理解して紛らわされないように注意しましょう。