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開眼供養を行うための準備と気をつける点

最初に開眼供養の主催者となる施主を決定しますが、通常は祭祀承継者となる墓地の使用権所有者がなります。次は僧侶の手配をしますが、菩提寺が決まっているときはその寺の僧侶に依頼します。寺院との付き合いがない場合は墓地の管理者や石材店に相談して希望する宗旨や宗派の僧侶を紹介してもらいます。寺院経営の境内以外の墓地ではその寺院の僧侶が供養を行います。

日程は、僧侶と石材店に相談して決めますが、埋葬する遺骨があるときは四十九日、百か日、一周忌などの法要のときに納骨式と合わせて行います。開眼供養にどなたを招くかの決まりはありませんが、家族・親戚・親しい友人などに早めに連絡して、出欠を確認します。供養後は僧侶と参列者を会食の席に招くのが一般的です。施設内や付近の料亭やホテルで行いますが、あらかじめ予約をして席と料理の内容などを注文しておきます。

墓地の準備は、お墓と周囲をよく清め、地域によっては両端あるいは向こう三軒両隣にもお供えをするところもありますから、あらかじめ調べておきましょう。祭壇を置き供花や供物を用意し僧侶と石材店にはよく打ち合わせをしておきます。最後に参列者への手土産を用意しますが、表書きは祝儀か不祝儀かによって異なります。寺院と僧侶への謝礼は法要前の挨拶の際に渡します。