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仏壇の歴史と現代事情

葬儀を終えたらまず必要になるのが位牌をお祀りする仏壇になります。

神棚はあまり見かけないけど、仏壇は見かける。そんな人は多いと思います。実際に、家に仏壇があったという人は多いのではないでしょうか。そんな仏壇ですが、なんで家の中に仏壇を祀ることになったのかを今回は調べてみたいと思います。

日本のお仏壇のルーツとは、法隆寺にある「玉虫厨子(たまむしのずし)」と言われております。これは教科書に出てくるものですから知っているという人も多いはずです。この玉虫厨子の頃にはまだ貴族や役人の一部が祀っていたに過ぎません。何故なら、まだ位牌というものがなかったからです。

その後、鎌倉時代に儒教の位牌が持ち込まれます。そして、室町時代に浄土真宗の蓮如上人が仏壇を持つことを信者たちに広めたことで、仏壇・位牌というセットが完成しました。とはいっても、ここもまだまだ富裕層か武家などの位が高い層に限ってのことです。

多くの庶民文化は江戸時代に作られます。この仏壇を祀り、位牌を置くという庶民文化も江戸時代に普及した文化になります。今の仏壇文化と変わらないものが完成したのは、つまり江戸時代になります。また、江戸幕府の宗教政策である檀家制の影響もあって、葬式・仏壇・先祖信仰の結びつきが強くなったと言われています。

そんな仏壇ですが、現代の住宅事情に合わせて、現在では様々なタイプの仏壇が販売されています。こちらはインターネットで仏壇通販を行っているサイトになりますが、値段も大きさも様々な仏壇があるということがページを見ていただければお分かりいただけると思います。たとえば、中居堂の仏壇通販はモダンな洋風タイプのものが多いので、現代住居のインテリアの中でも浮かない仕様となっております。

仏壇の種類にも感心しますが、今時は仏壇屋さんなどもインターネットで通販し、LINEやFacebookをやっているのですね。むしろそっちの方に感心した次第です。