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年忌法要で故人を偲んで真心のこもった供養を

年忌法要とは、仏教においての追善供養のことです。死後満一年後の一周忌、翌年の二年後を三回忌、その後亡くなった年を含めて数え、七、十三、十七、二十三、二十七、三十三回忌まで営むのが一般的です。三十三回忌もしくは五十回忌を最後の年忌とし、弔い上げや問切りと呼び、その際永代供養を行うことが多いようです。

一周忌と三回忌は四十九日法要に次いで大切な法要です。施主は法要がスムーズに進むように、2ヶ月前から準備をします。日取り、場所が決まると、一ヶ月前には招待客を選び、案内状を送ります。参列者の人数が確定した後、会食、引き出物を用意します。引き出物は一所帯に一つでよいとされ、表書きに志か粗供養、下に施主の家名を書きます。菩提寺へのお礼の表書きは御布施とします。

また、一周忌と三回忌は重要な法要なので、同じ年に重なったとしても、ひとりの法要を営みます。七回忌以降は同じ年の場合まとめて行うことも良しとされ、その場合、法要の日にちは後に亡くなった人に合わせます。また、通常七回忌以降、参列者の数を絞っていきます。年忌法要というと堅苦しいイメージですが、故人を偲び供養することが本当の目的です。感謝の気持ちを忘れずに、年忌法要を行うことをお忘れなく。